病院勤務で得られる経験
- 内服薬調剤
- 注射薬調剤
- 無菌調整
- 抗がん剤調整
- 外来化学療法薬剤指導
- 持参薬鑑別
- DI
- 服薬指導
- 病棟活動
- 救急対応
- NSTなどチーム医療
- その他
このように、病院では薬剤部内外で多岐にわたった専門性を求められ、経験を積むことができます。
病院経験はどう捉えられる?
これだけ多くの経験を持って、いざ
調剤薬局へ転職する際、病院勤務の経験はどう捉えられるのか。
転職活動のときに複数の大手転職会社のエージェントに話を聞いてみました。
A社(大手)
1人目の意見
病院勤務は薬剤師経験に数えられない。
病院でいくら働いていても何していてもプラスにはなりません。
調剤薬局で経験を武器に年収アップは難しいです。
2人目に確認
1人目の意見や電話対応に疑問を持ったが個人の資質が大きく影響していそうと判断したため、少し時間をあけて再度別のエージェントに確認しました。
2人目の意見
病院経験も薬剤師経験にカウントされます。
病院で培ったノウハウや知識は重要視されます。
調剤薬局によっては慣れるために試用期間を置くところもあるかもしれませんが、
病院経験は前向きに捉えられると思います。
B社(大手)
調剤薬局によります。
プラスと捉えるところとマイナスではないけどプラスではないところと。
半々くらいです。
今は在宅に力を入れている薬局も多く、病院での勤務経験を前向きに捉えているところも増えてきています。
病院勤務ももちろん経験にカウントされます。
C社(大手)
病院勤務は在宅に力を入れている調剤薬局も多く、今後対人業務が増えることを見越した調剤薬局は積極的に採用したいところもあります。
病院勤務がマイナスや0と捉えることはないと思います。
結局
A社(1人目)では経験年数としてカウントされないという衝撃の返答でした。
調剤薬局は調剤薬局の経験者を求めている?
しかしA社(2人目)、B社、C社の話を聞くと少なくとも
病院経験がマイナスに捉えられることはなさそう。
プラスと捉えるかは在宅や対人業務への力の入れ具合で変わる。
しかし
今後、対人業務や在宅医療が進むことが想定されます。
先日開かれた中医協の会議でも調剤薬局の調剤への比率の大きさや対人業務がすすんでいないことへの意見が出ており
調剤報酬の大きな変更も予測されます。
それにあわせて調剤薬局も方向性を変える必要があります。
調剤薬局にとって
病院経験はプラスになる可能性が増えてきそう。
比較からみえてきたこと
もしA社(1人目)にのみ話を聞いていなければ、病院経験を悲観し自信をなくした転職活用をすることになったでしょう。
それでは安く雇いたい雇用側のいいカモです。
転職エージェントに
高望みしないで、
病院経験はマイナスだからいい求人はないですよ、
これで良いでしょって言われて鵜呑みにするかもしれません。
でも、A社(2人目)、B社、C社で話を聞いたから病院経験をプラスに捉える可能性も出てきました。
複数比較はこの一例をとっても明らかです。
そしてA社の例からわかるようにやはり個人差はあります。
この転職会社はいいと言われていても
やはりときどき残念な感じの方はいます。
複数の転職会社にエントリーすると、ハズレがハズレだと認識しやすくなります。
転職成功は情報が左右する
転職は情報がとても大切。
求人情報もですが、
売り込む私達の市場価値を正確に把握することも同じくらい大切なんです。
そして転職会社ごとに取り扱っている求人も得意分野もコンタクトの仕方も変わってきます。
転職する際は複数の転職会社を活用して適正な情報把握を心がけましょう。
そして
あなたにあった転職エージェントをさがしましょう!



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