プレアボイド報告。
ご存じですか?
様式1、2、3があってそれぞれ副作用の重篤化回避、副作用未然回避、治療効果の向上となっています。
では何故プレアボイド報告をするのか。
薬の専門家として有効で安全な薬物治療の推進に寄与することが求められており、その結果として副作用リスク回避や治療効果の向上といったことが求められており、普段の業務がプレアボイドで成り立っているようなものなのです。
もちろん、そんなこといつもしてる業務だけど書くのが面倒くさいんだよ!
なんて声もあると思います。
でもとても大切なんです!
あなたにも他の薬剤師にも、そして薬剤師業界にとってもです!
プレアボイドを集めて公開することで、似たような事例を予防したり、そういうアプローチがあるのかという勉強にもなります。自分が経験したことを伝えて他の人の役に立つと思えば書いてもいいかなって気になりませんか?
そしてもうひとつ大切なことが!
私たちが書いたプレアボイド報告。
それはつまり薬剤師の頑張りの成果。
薬剤師がこれだけ活躍して医療現場に必要不可欠なんですよとアピールすることで評価されて加算が増やすべきかな、なんて議論の材料になります。
ひとつひとつのプレアボイド報告が未来の私たち薬剤師の評価、加算として舞い戻ってくるんです。
逆にプレアボイド出していないと国のお偉いさん達は私たちの医療現場での働きをみてないから何もしてないのかななんて低評価にされちゃう可能性だってあるんです。
また、副作用給付金をプレアボイド件数で割って出す計算式も報告されており、プレアボイドが医療経済に及ぼす影響という目に見える結果が導き出されます。
そしてそれは、国という大きなスケールでなくても医療機関単位でもいえることです。
プレアボイド件数から経営にどれだけ役立っているかというのを薬剤部として医療機関に示すことが出きるんです。
もちろん現場の医師、看護師等スタッフは評価してくれているかもしれませんが経営や事務に携わっている人にはなかなか気づいて貰えていないかもしれません。
病棟常駐加算や服薬指導件数などだけが薬剤師の評価のポイントだったかもしれませんが、そこに普段の業務の成果であるプレアボイドを伝えることでこんなに病院の経営に役立っています。
だからもっと薬剤師の給料増やしてくどさい、もっと薬剤師の数増やしてくださいって交渉しやすくなるんです。
給料増えて休みやすくなって最高!
プレアボイド報告書きたくなりませんか!?
とはいえプレアボイド報告書を書くのってまあまあ面倒くさいので例えば会社にアピールするようは簡易的なプレアボイド書を作ってしまって業務の負担にならないようにするのもありかなと思っています。
このように、
プレアボイド報告は私たちの評価に直結するんです。
是非活用してより良い薬剤師ライフを満喫してくどさい!
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