知人からの紹介
薬剤師をしていると周りの人から
今、どごどこの病院(薬局)が薬剤師募集しているみたいなんだけどどう?
みたいな話をもらうことが多くないですか?
私の場合、地元の公立病院や少し地方の調剤薬局への話をいただくことがあります。
地元の公立病院からのお誘いは家族経由で来てました。
特に調剤薬局への話は結構な頻度でいろいろな知人から来てちょっと悩んでしまいそうにもなります。
もちろん、その紹介から就職に結びつくこともあり大事な就職、転職情報源になることもあるでしょうが、ちょっと注意する必要もあります。
知人紹介の注意点
関係性
まず、その紹介してくれた知人との関係はどれくらいの関係性かが大切になります。
ただの飲み友達、友達、薬剤師仲間、職場関係、親戚、家族など
いろいろな角度から紹介される可能性はあります。
話を持ちかけてくる相手が本当に信頼できる相手なのか、時々会話をする程度のあまり親しくない人なのか、話が自分のもとにくるまでに何人を経由しているかなどで警戒感も変わってきます。
相手の意図
また、相手がどのような意図で話を持ちかけてきたのか見極める必要があります。
もちろん、ただ単に求人の話を聞いてそれならと話を持ちかけてくる場合もあるでしょうが大抵は大なり小なり他の思惑が働いているものです。
それは家族に近くの職場で働いてもらえたらたくさん会える機会が増えるし嬉しいなんていう可愛い?理由から
取引先の薬局に薬剤師の転職をサポートすることで自分の取引を優位にさせるなんてちゃっかりさんまでいます。
また、分かりやすくリターンをもらって素人転職エージェントみたいなことをしている人もいるから油断できません。
まずは相手との関係性と相手の思惑(リターン)を確認してみましょう。
断れない
関係性や思惑、もしくはそれを凌駕するほどの好条件だったときに実際に求人元との交渉、契約に入ると思います。
しかし、その段階まで行って
やっぱりなんかしたいことと違う、希望の条件、待遇と違うなんてことは多いようです。
しかし、相手は見学や交渉の場まで来てくれているし、紹介してくれた人が誤解を与えるような伝え方をしていることもあるためそれなりに期待していることも多いです。
そもそもの温度差がある場合も多いです。
それになんとかして薬剤師を確保したいと思っているのでしょうから多少強引になってしまったり紹介してくれた人の名前を出して断りにくい空気を出してくることもあります。
関係にヒビが
それでもやっぱり違うと思って断ると紹介してくれた人とのそれからの関係にヒビが入ることもあります。
求人元と紹介元の関係も悪くなるから自然と影響は出ちゃいますよね。
なので安易に見学だけとか話だけでもというのは知人が絡むと厄介になりかねないんです。
結局断れなくて、もしくは好条件で入社しても今と同じことはずっと続いてきます。
知人との関係を人質に取られているようなものなので、なかなか突っ込んだ要求を言えなかったり
辞めたいと思っても知人に迷惑をかけるといけないからとちょっと思いとどまってしまうこともあります。
”紹介してくれた薬剤師すごくいちいち細かいね”なんて話が交わされるかもしれません。
いろいろ考えると知人からの紹介は上手くはまらなかった時は非常に窮屈になってしまいます。
それらを全て跳ね返すほどの強い精神力があれば知人からの紹介は単純に選択肢が増えることとして有りがたいものですので是非有効活用してください。
まとめ
相手との信頼関係だけは最低限注意して、
話を進めるなら断る可能性が充分にあること、
その人に気遣った対応はせず自分の判断で進めること
を予め伝えてそれに了承してもらうことが無駄なトラブルを避けるコツかと思います。
薬剤師の求人が減り厳しさを増していく就職、転職ですので良い求人は本当に有りがたいもの。
しかし、むやみに飛び付いてはあとで面倒ごとに巻き込まれる可能性もあるため背景を良く調べてから慎重に検討してみてください。

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