・薬剤師はみんな勉強してる?
・日々の生活、業務で精一杯
・オススメの勉強法を教えて
薬剤師になってから気づけば全然勉強してないけど大丈夫かな。
他の薬剤師はどれくらい勉強しているのか気になったことはありませんか?
私は病院、調剤薬局をそれぞれ経験した現役の病院薬剤師です。
この記事では私自身の経験と周りの薬剤師に聞いた勉強時間、勉強法とオススメの勉強法をお伝えします。
この記事を読んでもらえれば一般的な薬剤師の勉強への向き合いかたを知ることで自分の立ち位置を把握することができるはずです。
薬剤師の勉強時間を聞いてみた
調査対象
調査人数 20人
調剤薬局8人(20代 1人、30代 4人、40代 2人、50代 1人)
病院12人(20代 3人、30代 7人、40代 1人、50代 1人)
調査結果(調剤薬局、病院別)
調剤薬局
0時間/日 7人
(6人は勉強なし、1人は月3時間程度)
1時間/日 1人(40代薬剤師)
病院薬剤師
0時間/日 4人
30分/日 5人
1時間/日 1人
2時間/日 2人
調査結果(年代別)
20代
0時間 1人(調剤薬局)
30分 2人(病院)
2時間 1人(病院)
30代
0時間/日 6人(薬局4、病院2)
30分/日 3人(病院)
1時間/日 1人(病院)
2時間/日 1人(病院)
40代
0時間/日 2人 (薬局1、病院1)
1時間/日 1人(薬局)
50代
0時間/日 1人(病院)
調剤薬局と比べて病院薬剤師は勉強してる?
一般的に病院薬剤師の方が調剤薬局の薬剤師に比べて勉強していることが多いようです。
そもそも待遇が悪くても勉強したくて病院に勤務している薬剤師が多いため納得の傾向かと思われます。
周りが勉強している職場環境では自分も勉強して、周りに勉強している薬剤師がいない職場では他の薬剤師もしていない傾向が強いです。
少なからず周囲の環境に流されているようですね。
年齢は関係ある?
20代、30代は勉強時間を確保している傾向があります。
臨床や薬の基礎など知らないことが多いため学ばなくてはいけないことも多いようです。
30半ば以降になるとある程度知識も集積されて必要時だけ勉強している人も多い印象です。
30代以降では家庭をもって勉強にかける余裕がなくなることもしばしば見られます。
勉強方法
- 書籍
- 講演会
- 学会
- ガイドライン
- 日経DIなど定期購読本
薬剤部内や学会で話題になった書籍を自分も購入するケースが多いようです。
また新人の頃は分野を問わず積極的に講演会にも参加。
業務で関わったり気になる分野について更に勉強といった感じですね。
最低限、日経DIを定期購して最新の状況を常に把握するようにしている薬剤師もいます。
自分のケース
私が新人の頃は本当に勉強してなくて、講演会も行かずやる気もなくて職場では落ちこぼれレッテル貼られるくらいでした。
でもそんな自分が嫌なのと自分の担当患者への責任感や循環器や救急に興味を持ち出したのでほぼ毎日書籍を中心に1時間程度勉強するようになりました。
現在は試験前や気分が乗ったときには集中して1日数時間やるけど普段は週に1時間とかです。
オススメ勉強法
- 各講演会にたくさん行く
- 薬の使い分けなど基礎的な書籍
- 自分に関係しそう、興味ある分野の書籍をたくさん読む
- 専門本屋で売れている本を聞く
- HOKUTOなどのアプリやM3、CareNet、日経メディカルで情報収集
時間もやる気もあまりないけど何かしなきゃって思っている薬剤師は
日経DIなどの定期購読と日経メディカルで情報収集がオススメです。
毎月自動的に送られてくるから読まなきゃってなるし厚くないのでほどよいです。
基礎もわかってないって困っているなら薬の使い分けなどもオススメです。
まとめ
薬剤師の勉強度合いは置かれている環境にも大きく左右されているようです。
新人なのか、子育て中か、周りに勉強している薬剤師はいるかなど人それぞれ置かれている状況で異なりますが
一般的に薬剤師は多かれ少なかれ勉強をしているケースが多いようです。
そもそも、この記事を読んでくれたかたは勉強しなきゃって思いがあるんだと思います。
それでもなかなか勉強のモチベーションが上がらないって方はとりあえず皆のオススメの本を読んだり定期購読などで強制的に勉強する環境を作るのも良いか遠間います。
プライベートも大切にしながら効率よく時間を決めて勉強していきましょう。
コメント