後輩指導の大切さ
30代半ばとなり若手の教育、薬剤部全体のボトムアップの大切さをより一層感じるようになった今日この頃。
今まではがむしゃらに自らのスキルを高めることに集中してきました。
もちろん教育の大切さはわかってはいたため指導をしてきましたが、
病棟常駐しているとなかなかその機会がない。
同じ病棟を担当している直属の後輩には細かにフォローし説明や指導を行うのですが後輩全体には行き渡っていませんでした。
しかし、このままでいいのか
今後の病院を薬剤師を担っていくのは若い後輩たち
そして病院に来た薬剤師の多くは調剤薬局ではなかなか学べない多職種連携や薬物治療への深い理解と関わりというところに興味を抱いていることが多い。
せっかくそんな熱い気持ちを持ってきてくれた薬剤師の力になりたい
皆がもっと学べる機会を作りたい
そう思い、昨年から薬剤部内で定期的に希望者を対象に勉強会を開催するようになりました。
部内薬剤師による勉強会とともにメーカー説明会も積極的に計画しました。
感染症や抗がん剤は別に担当者がいるためそれ以外で検討。
希望を取ると心電図が圧倒的に多かった…
私といえば心電図というイメージが強すぎたよう
本当は他の基礎ができてからと思っていたのですが皆の学びたい思いも尊重し
心電図や抗不整脈薬の基礎や実際の使い方などをシリーズ化して実施。
心電図や抗不整脈薬に抵抗を持っている薬剤師は非常に多いため少なくとも身近に感じて嫌悪感を持たないようになることを目標にしました。
一気に実際に使えるほどにならなくても勉強のコツを学んでもらえたかなと思います。
薬剤師にはなるべく心電図をみて普段の形だけでも覚えたり馴染みを持ってもらうようにしています。
そして心電図だけで終わるのはもったいないので、心不全や呼吸器系など範囲を広げていっています。
わからないことは一緒に学んでいこう
わからないことがあるのは当然です。
勉強会なんてやっている私だって知らないことの方が多い。
だから学ぶんです。
もちろん自己学習や外部の勉強会に参加するのも大変素晴らしい。
しかし、基礎がわかっていると更にその勉強が有意義になると思います。
是非その手助けをしたいと思います。
わからないことは気軽に聞けるようにし、それをテーマに勉強会を検討したり
アウトプットにより私も頭の中を整理できてプラスとなっているためお互いにメリットを感じています。
今後も将来を担う若い薬剤師の力になれたらいいな。
まとめ
薬剤師全体のボトムアップが大切
未来を担う若手への教育は必須
あなたが教える立場なら是非、志ある若手に協力を!
あなたが若手なら学べる先輩を見つけて相談してみましょう。アドバイスくらいはきっとくれるはずです。
どちらに該当するかわからない人はどちらの気持ちもわかると思うので、後輩には積極的に指導して先輩にはどんどん学んでいきましょう!
いろんなことに興味を持って勉強することは素晴らしい。
病院はそこでしかできない経験をすることがとても多いです。
やりがいだけに生きろとはいいませんが、せっかく学べる機会があるのなら是非活用してください。
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