転職を決意!(前職場)
病棟常勤薬剤師、臨床リーダーとして医師からも信頼されてやりがいを感じていたアラサーの私。
でも自分が提案して本当に患者が良くなるか、悪くならないかは常に不安でいっぱいでした。
救急や心不全末期の患者がなくなった際は自分にもっと力があれば助けられたのだろうか、それともあれが今の医療の限界なんだろうか
それを見極めたい
もっと救急と循環器を学びたい
今の職場で学ぶことも多く大きく成長できたけどこれ以上の成長には限界がある。
そう思い転職を決意しました。
(かなりブラック企業だったのでそれも一因ではありますが、なにより成長したかった。ブラック企業についてはこちらをご覧ください ↓↓)
[薬剤師必見!ブラック企業に注意]実際に経験した辛い病院。転職を考える!
厳しい転職事情
臨床経験を積んで外部の発表を毎年行ってちょっと自信もついてきたところ。
「きっと希望の転職先はすぐ見つかるだろう」
そう考えて忙しい業務を理由に就職活動を始めたのは10月。
ちなみに新年度からの転職予定でした。
いくつか目星をつけて見学に伺い、
その中のいくつかは自らを高めることができそうだなっという印象でした。
しかし、
提示れる給料は大幅ダウン。
お金のための転職ではなかったけど現在の年収より2割減の提示が多くかなり悩みました。
元の職場では夜間当直や土日当直、家賃手当でそこそこ追加を貰えていたため、転職の厳しさを知りました。
そんな中、第一候補の病院に見学に行くと、薬剤部長が私の仕事に共感!
”是非うちにきて欲しい!循環器病棟担当薬剤師のポストを空けておく!給料は今より低いなんてそんな失礼なことは絶対しない!やりたいことは全力でサポートするよ!”
奇跡!なんて理想的な!
ここに決めた!
勤務先にもここに決まると思い、引き継ぎを考えると少しでも早いほうが良いと思い退職の意向をすぐに伝えました。
正直あまかった…
転職失敗
今回の転職は失敗でした。
原因は
- 現在の給与詳細を伝えていなかった
- 転職が決まったと早とちりして勤務先に退職希望
- そもそも転職活動開始が遅かった
まず給与詳細ですが、先方には結構貰っているということしか伝えておらず誤解が生じていたようです。
後日、正式な面接で提示された給与表をみて今の額を伝えたところ頭を抱えて
「そんなに貰っていると思わなかったそれは無理」って言われました。
今より低くしないって言ってたし交渉次第と思っていた私は世間知らずでした。
既に勤務先に退職の意向を伝えてはいたのですが、
困惑した部長が理事長、部所長会議の場で早々に私の退職を伝えてしまっておりそのまま居続けることも困難となっていました。
もう転職しかないように自分を追い込んでしまっていました。
周りの先輩達が他の病院も探してくれて先方からも是非とは言っていただけましたが次年度からであれば3月の国試発表でのキャンセル待ちとのことでありお断りすることに。
結局、給与面は妥協して第一候補の病院に転職。薬剤部長が総務に掛け合ってくれたようで少しアップ。
今の職場では部長の全面サポートのおかげで自己研鑽や病棟活動、学会発表に専念することが出来ています。
薬剤部内や他職種への勉強会などで少しでも貢献出来るところは全体のボトムアップと恩返しで行っています。
今回の転職は結果的に完全な失敗というわけではなかったですが経済的なことはやはりずっとネックになっています。
もう繰り返さない!転職失敗から学ぶ!
- 転職活動開始の遅れ
- 希望給与額を伝えていなかった
- 早すぎる退職の意向報告
- 転職サービスを活用しなかった
そもそも転職活動には十分な余裕を持つべきです。慌てて決めようとすると妥協する点が多くなります。
急いだ転職活動は自身のストレスだけでなく家族も振り回してしまうことがあります。
早めに転職活動をするメリットには自分の市場価値を客観的に知ることも含まれます。
これは意外と盲点です。
転職活動して始めて知るのではないでしょうか。
結果次第では今の職場は恵まれていたのか!転職なんてしない方がいいなっと気づくこともあるかもしれません。
自分の希望条件をしっかりと伝える。
当然のことですよね(-_-;)
そんなはずじゃなかったのにっ!まさに私が叫びました。
以前勤めていた病院(薬剤部)では遅くても有給消化の3ヶ月前には退職の意向を伝えることが習慣でした。私もギリギリとなっていたため転職が決まったと早とちりして報告しました。
早い段階での退職意向の報告は勤務先に十分な準備期間を与える一方、退職者にはデメリットも多いです。
今回のようにかなり早期に他部署へ報告されることは異例でしたがどうしようもありません。
会社によっては賞与を減らされたりということもあるようです。
あまり遅いと引き継ぎや人員確保が間に合わなくなるためタイミングは難しく自身のポジションによって変わってくると思います。
ただ皆さんは私のように早とちりして退職届けを出さないようにお気をつけください。そんなアホは私だけですかね。
4)いろいろ大変なことが多く転職のプロに相談したら良かったと思いました。
もちろん全て任すのではないかもしれませんが転職のアドバイスを貰い損ねたことはもったいなかった。

転職サービス
この数年間経験して調べて分かったことは転職サービスを利用するメリットはたくさんあります。
- 客観的な自分の市場価値を知ることができる。
- 自分の要望にあった求人を見つけてきてくれる。
- 転職のノウハウを教えて貰える。
- この時期が良いですよとか、あそこはすぐスタッフが辞めてますとか。
- 転職アドバイザーも自分の会社の評価を下げたくない、満足して貰えたらまた次利用してもらえるということで親身になって対応してくれます。
- 転職サービス会社の特徴やアドバイザー毎の個人差はあるでしょうが、幾つか登録して自分に合うアドバイザーを探すのがよいです。
まとめ
私の失敗は早めの転職活動と転職サービスの活用でほぼ防げました。
転職サービスは登録したからといって必ずしも転職する必要はありません。
転職予定の人はもちろんですが
転職する予定がない人でも薬剤師の市場を知るために情報収集の場として利用することも有用です。
使えるサービスは使わないと損です。
是非、皆でより良い薬剤師ライフを送りましょう。

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